ゲームとデスクトップで広がるAI対応
NVIDIAはGamescomで、今秋投入予定の「RTX Spark」へのゲーム対応を拡大すると発表しました。EAやUbisoft、Embark Studiosなどが主要タイトルを提供し、EAのアンチチート技術もネイティブ対応します。あわせてDLSS 4.5 Ray Reconstructionやパストレーシング対応の新タイトルなど、RTXゲーミング全体の新技術も明らかにされています。
Appleは新型Mac miniにM6チップを、新型Mac StudioにM5 Ultraチップを搭載すると発表しました。M6はApple初の2nmプロセス採用チップで、CPU・GPU・ニューラルエンジンの性能が引き上げられています。M5 UltraはMシリーズ初のクアッドダイ構成を採用し、最大512GBのメモリで大規模なAIモデルを端末内で実行できます。
推論特化のモデルとチップ
IBMは推論型LLMファミリー「Granite 4.2」を公開しました。3B・8B・30Bの3サイズを用意し、約15兆トークンでの事前学習と多段階の強化学習により、思考モードとツール呼び出し機能を実現しています。Apache 2.0ライセンスで誰でも利用できるため、企業が自社サービスに組み込みやすいのが特徴です。
OpenAIは自社開発の推論専用チップ「Jalapeño」の初のベンチマーク結果を公開しました。既存の商用アクセラレータと比べ、消費電力あたりのAI処理量が1.5〜1.9倍、応答待ち時間が最大3.6倍改善したと報告しています。エージェント型AIのような対話型ワークロードでは性能が2.1〜4.1倍に達するといいます。
今後の注目点
各社の発表は、AIの推論をより速く、より身近にする方向性が共通しています。特にOpenAIのJalapeñoが年内に同社のインフラへ導入される計画であり、その実運用での効果が注目されます。また、NVIDIAのRTX SparkやAppleのM5 Ultraなど、消費者向けデバイスでのAI実行能力がどのように活用されるのかも見どころです。
明日以降は、これらの新製品が実際にどのようなワークロードで性能を発揮するのか、詳細なベンチマークやデモが発表される可能性があります。企業や開発者は、自社のAIサービスに適用できるかを見極める材料を収集するとよいでしょう。
AI導入も顧問も、お任せください
何から手をつけるか、どこまでAIに任せるか。自社の業務に合わせて整理し、導入から運用まで伴走します。相談だけでも構いません。
AI導入について相談する