
- DLSS 4.5コントロールがクラウドに登場し、画質と応答性の調整が可能に
- GOGシングルサインオンやFirefox対応で、ゲームへのアクセスが簡素化
- CONTROL Resonantなど注目5作品がGeForce NOWに同時配信
Gamescomで発表された内容
NVIDIAはGamescom 2026に合わせ、クラウドゲームサービス「GeForce NOW」の新機能と対応拡大を発表しました。新たにDLSS 4.5コントロールを導入するほか、Steam MachineやSteam Controllerのサポート、GOGのシングルサインオン、Firefoxブラウザ対応、Amazon Fire TV向けの機種拡大などが含まれます。あわせて、注目のPCゲーム5作品がGeForce NOWに同時配信されます。
発表は公式ブログで行われ、今秋以降に順次提供される予定です。詳細な提供時期や対応ゲームのリストは、今後開催される「GFN Thursdays」で随時案内されるとみられます。
DLSS 4.5コントロールの狙い
DLSS 4.5は、AIを使って描画を効率化し、画質を高める技術です。今回、GeForce NOWのUltimateメンバー向けに、DLSS 4.5の動作を細かく調整できるコントロールがクラウド上に追加されます。手元に最新GPUがなくても、NVIDIA RTX搭載のクラウドGPU経由で利用できます。
具体的には、DLSS Super Resolutionが画質をシャープにし、Dynamic Frame Generationが遅延とスタッタリングを減らしてストリーミングを滑らかにします。Ray Reconstructionはレイトレーシング映像を強化します。ユーザーは画質を優先するか、応答性を優先するか、そのバランスを取るかを選べます。
対応デバイスとプラットフォーム拡大
Steam MachineとSteam Controllerのサポートが今秋追加されます。さらにWindowsとmacOSにも対応が広がり、既存のSteam Deckサポートに加えて、Steamエコシステム全体でクラウドゲームを利用しやすくなります。
GOGのシングルサインオンでは、アカウントを一度連携すれば、対応ゲームが自動同期され、再ログインなしで起動できます。Firefoxは公式サポートされ、Windowsの主要ブラウザすべてでGeForce NOWにアクセス可能になります。Ultimateメンバーは最大1440p・120fpsのストリーミングを利用できます。Amazon Fire TV向けには、Fire TV Stick 4K Selectが新たにサポートされます。
さらに、年内にはFire TVユーザーがAmazonを通じてGeForce NOWのメンバーシップを直接購入できるようになる予定です。デバイスのセットアップからゲーム開始までの流れが簡素化される見込みです。
注目タイトルとキャンペーン
Gamescomに合わせ、CONTROL Resonant、Gears of War: E-Day、Onimusha: Way of the Sword、The Blood of Dawnwalker、STAR WARS Zero Companyの5作品がGeForce NOWに発売日同時配信されます。いずれも高い注目を集めるPCゲームです。
期間限定で、12ヶ月のGeForce NOW Ultimateメンバーシップを購入すると、CONTROL Resonantを追加費用なしで入手できます。対象期間は8月25日から9月27日までです。Gamescomを記念したコミュニティギブアウェイも開催され、40以上の賞品としてMacBook NeoやSteam Deck、Chromebookなどが用意されています。
現時点で不明な点
DLSS 4.5コントロールの提供は「今秋」とされていますが、具体的な開始日は公表されていません。また、どのゲームがどのコントロールに対応するかも、今後のアナウンス待ちです。
GeForce NOWでの利用可能日は、ストアでのリリース日と異なる場合があります。追加されるゲームの詳細は、GFN Thursdaysで随時更新されるとみられます。
| コントロール | 効果 |
|---|---|
| DLSS Super Resolution | 画質をシャープにする |
| Dynamic Frame Generation | 遅延とスタッタリングを減らしてストリーミングを滑らかにする |
| Ray Reconstruction | レイトレーシング映像を強化する |
This fall, GeForce NOW is introducing new NVIDIA DLSS 4.5 controls in the cloud, giving Ultimate members more choice over how supported games look and perform, even without the latest hardware.
今秋、GeForce NOWは新しいNVIDIA DLSS 4.5コントロールをクラウドに導入し、Ultimateメンバーは最新ハードウェアがなくても、対応ゲームの外観とパフォーマンスをより細かく選択できるようになります。
今後の見通し
今後の見通しとしては、DLSS 4.5コントロールの提供開始日や対応ゲーム一覧が明らかになれば、実際の画質・応答性の調整範囲を判断できるようになります。また、Steam MachineやFirefox対応が進むことで、従来のゲーマー以外の層にもクラウドゲームが広がる可能性があります。Amazon経由のメンバーシップ購入が始まれば、デバイス購入からゲーム開始までの導線がさらに短くなるとみられます。次回のGFN Thursdaysで詳細が発表されれば、より具体的に評価できるでしょう。
日本の開発者・IT企業にとっての意味
日本のIT企業にとって、GeForce NOWの対応拡大は、クラウドゲームの導入障壁が下がることを意味します。特にFirefox対応により、専用アプリのインストール不要でWebブラウザからゲームを提供できるため、ポータルサイトや社内ポータルとの統合がしやすくなる可能性があります。GOGシングルサインオンのようにアカウント連携を一度で済ませる仕組みは、ユーザー導線の簡素化に役立つ好例です。また、DLSS 4.5コントロールは、GPUリソースが限られた環境でも画質と応答性をサービス側で調整できることを示しており、クラウドサービスの品質設計に参考になります。
気になる点
- DLSS 4.5コントロールは誰でも使える?
- 対象はGeForce NOWのUltimateメンバーです。今秋にクラウド上で提供される予定で、手元に最新GPUがなくても利用できます。対応ゲームや詳細な設定方法は今後発表されます。
- FirefoxでGeForce NOWを利用するにはどうすればいい?
- 最新版のFirefoxをインストールし、play.geforcenow.comにアクセスします。専用アプリのダウンロードは不要です。Ultimateメンバーは最大1440p・120fpsでプレイできます。
- GOGのゲームはどうやって遊ぶ?
- GOGアカウントをGeForce NOWに一度連携すると、対応ゲームが自動的に同期され、再ログインせずに起動できます。アプリ内の専用GOGフィーチャー行から、『Cyberpunk 2077』や『The Witcher 3』などを見つけられます。
用語解説
- DLSS (Deep Learning Super Sampling)
- AIで低解像度の映像を高解像度に再構成し、画質を保ちながら描画負荷を下げるNVIDIAの技術。
- レイトレーシング
- 光の反射や屈折を物理的に計算し、リアルな映像を生成する技術。処理負荷が高い。
- シングルサインオン (SSO)
- 一度のログインで複数のサービスやアプリを利用できる認証方式。
出典
GeForce NOW Gives Gamers More Ways to Play at Gamescom 2026
https://blogs.nvidia.com/blog/geforce-now-thursday-gamescom-2026
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